荒井 英治 ヴァイオリン
1957年生まれ。桐朋学園大学に学ぶ。鈴木共子、江藤俊哉の各氏に師事。
71年、全日本学生音楽コンクール中学校の部東日本第2位73年、同コンクール高校の部全国第1位。
79年から新星日本交響楽団、80年から東京交響楽団、そして89年からは東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを歴任し、現在は東京フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスターを務める。
92年、モルゴーア・クァルテット結成に参画。ショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲全15曲に取り組み注目を浴びる。その後も古典派と現代曲を組み合わせた独自のアプローチを展開、日本を代表する弦楽四重奏団としての地位を得る。
98年、第10回「村松賞」受賞。ソリストとしての活動も活発に行い、現在までに6回のリサイタルを開催している。また、モーツァルト、J.S.バッハからショスタコーヴィッチ、リゲティに至る数多くの協奏曲を秋山和慶、大野和士、ルドルフ・バルシャイ、ヤーノシュ・コヴァーチュ、井上道義等と協演を果たす。
2005年3月、「マスター ofヴァイオリン」と銘打ち、オーチャードホールにてコンチェルト・リサイタルを開催、H.J.シェレンベルガー指揮スーパー・ワールド・チェンバー・オーケストラと共演する。同年6月にはV.フェドセーエフに招かれ、モスクワにてモスクワ放送チャイコフスキー記念交響楽団とプロコフィエフ及び外山雄三のコンチェルトを協演している。